チタン溶接(チタニウム溶接)
Beforeチタン材の特徴とチタン溶接時の問題点を下記に示します 。
チタンの特徴
◎チタンは活性金属であるため、酸化又は窒化しやすい金属である。
◎チタン材は材料が高価(純チタンだとステンレスの数倍)である。
◎チタンは溶融点(純チタン1,668℃、チタン合金1,540〜1,650℃)が高い。
◎チタン材は材料が高価(純チタンだとステンレスの数倍)である。
◎チタンは溶融点(純チタン1,668℃、チタン合金1,540〜1,650℃)が高い。
問 題 点
●大気中で行う溶接法では、溶接時に不活性ガスが必要となり、手間とコストがかかる
●チタンは酸化又は窒化すると材料が硬化してしまうため、ワークが割れやすくなる
電子ビーム溶接におけるチタン溶接
◎電子ビーム溶接は真空中で溶接を行うため、ワークが酸化又は窒化し難く
、ワークの割れを
防ぐことができます。
◎ワークの仕損が減るため、材料費の削減が可能。
◎電子ビーム溶接だと、高密度のエネルギーにより、短時間で溶接深さを得ることができる。
(下記、写真参照)
チタン材溶接 TIG溶接と電子ビーム溶接の溶接深さ比較
TIG溶接の溶接深さ 電子ビーム溶接の溶接深さ
チタンの切削加工から溶接まで一貫して対応可能です。